日本の世帯平均所得を厚生労働省が定期的に調査、発表しています
今回は平成28年(2016)に発表された1世帯当たり平均所得金額を見て行きます
あなたの世帯の年収は日本人の中でどの位置にあるのでしょう、また日本人の世代別の貯蓄額なども見てみましょう
日本人のお金の平均
平均所得金額
平成27年の1世帯当たり平均所得金額は、「全世帯」が 545 万 8 千円となっている。
また、「高齢者世帯」が308万4千円、「児童のいる世帯」が 707 万 8 千円となっています。
※「児童のいる世帯」・・・18歳未満の者がいる世帯
※「高齢者世帯」・・・65歳以上の者のみで構成するか、またはこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯をいいます
平均所得はわかりましたが、さらに詳しく所得の分布、どのくらいの所得に日本の世帯が多いのか見てみましょう
所得の分布

引用元 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf
厚生労働省の調査結果からわかるように、先ほど述べたように日本の世帯の平均所得金額は 545 万 8 千円です
平均所得金額以下の世帯は実に61.4%になります、つまり日本の世帯、家庭の6割は平均所得金額545万8千円以下ということになります
しかし、本当に注目すべきは中央値の428万円です
平均値は上下の極端な数値に影響を受けやすく(例えば極端な富裕層が平均値を吊り上げます)世帯の平均を見るのにあまり適当ではありません
一方、中央値はデータを小さい順に並べたとき中央に位置する値になります、こちらの方が世帯の所得金額の真ん中を知るにはより良いです
つまり中央値は日本の世帯を並べた時のちょうど真ん中になる世帯の所得金額になります、つまりより「普通の世帯」の所得金額を表すことになります
日本の世帯所得金額の中央値が428万円であることはわかりましたが、年代により所得は変化していきますので次は年代別に見てみましょう
世帯主の年齢別の所得の状況

引用元 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf
青いグラフが世帯主の所得の金額になります
「50~59歳」が743万9千円で最も高く、次いで「40~49歳」、「30~39歳」となっており、最も低いのは「29歳以下」の343万5千円となっています
世帯主 | 平均所得 |
29歳以下 | 343万5千円 |
30~39歳 | 562万3千円 |
40~49歳 | 671万1千円 |
50~59歳 | 743万9千円 |
60~69歳 | 531万円 |
70歳以上 | 405万3千円 |
データからの客観的な数値を見ることであなたの日本での今の状況がわかります
そしてこれからの教育資金、転職、投資、年金、貯蓄、副業、老後と考えるうえでの生涯設計の参考にもなります
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